夏バテを防止!誰でもできる3つの方法!?


本格的な夏を迎え、モワっとした湿気を含んだ暑い風や太陽の強い陽射しの熱さによって精神的にも身体的にも疲労がピークに達しているのではないだろうか?

そこで、夏バテによる症状や原因、夏バテ時に必要な対策について紹介する。


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夏バテの原因はエネルギー不足!?

いきなりだが、夏バテになると、「あまりのしんどさにもう何もしたくない!」そんな心境にならないだろうか?

特に、空にあるギラギラと輝く暑い太陽の光は、疲弊した身体や精神に容赦なく照り付けるので、ますます外に出たくないだろう。

そんな空に公然と輝く夏の太陽の陽射しやモヤッと吹く暑い風の下にいると、人の体温をじわじわと上昇させていく。

この上昇した体内温度を一定に保つために、人は、汗を出すことで、熱を逃がしているのだ。

そして、この体内温度を一定に保ち続けるために使われるエネルギーは多く、人の体内は、「常にエネルギーが不足している状態」にある。

つまり、夏バテとは、暑くなった身体の温度を一定に保つのに、必要なエネルギー多く、エネルギーは、常に不足している状態にある。

車に置き換えれば、「燃費の悪い車」が、常にガス欠寸前で公道を走っているようなものなのだ。

また、夏バテによる影響は、身体的な機能に影響を与えるだけでなく、精神的な機能にも大きな影響を与えている。

それは、自律神経系の交感神経と副交感神経の持つ、リラックスしたり、興奮したりする機能が上手く働かなくなるので、精神的に不安定な状態になりやすくなるのだ。

悪化すれば、最悪、「自立神経失調症」になる可能性もあるので、夏バテを侮ってはいけない!

それに、夏バテの原因は、体内のエネルギーが不足しているだけでなく、「エアコンの使い過ぎ」にも原因がある。

エアコンの使い過ぎに気をつけろ!

この熱い夏の季節に「エアコンなしの生活なんてあり得ない!」と誰もが感じるだろう。

部屋を一瞬で涼しくさせるエアコンは、「現代の魔法の利器」だ。

「ずっと、エアコンをつけたまま過ごしたい」と思うのが人という生き物だろう。

けれど、エアコンをずっとつけっぱなしにしたまま涼んでいるのも人の身体には良くない。

人の身体温度を楽に下げることができるエアコンは、使い過ぎれば逆に、身体の冷えを招いてしまう。

この身体の冷えを招くと、「どうなるのか?」というと、人の体内では、体温を上げようとより一層、「エネルギー」を使うようになる。

要するに、エアコンで冷えた体温の低下も、エネルギーの消耗に繋がり、逆に夏バテの要因になってしまうというわけだ。

もちろん、エアコンの使い過ぎによるリスクは、まだある。

それは、人が汗を上手く出すために必要な汗腺機能にも少なからず良くない影響を与えているということだ。

汗腺機能が低下すると・・・

人は暑いと汗腺から汗を出し、汗の蒸発によって身体の熱を奪う「気化熱」と呼ばれる方法で体温調節を行っている。

この体温調節を行うのに必要なのが汗腺で、この汗腺の数が多ければ多いほど体温調節をスムーズに行うことができる。

人の汗腺の数は、身体の表面だけでも「約300~400万個ある」と言われていて、実際に機能しているのは、「約半数」だ。

また、この汗腺は、使われる環境になければ、どんどん退化していく性質を持っている。

つまり、汗を出す機会がなければないほど、汗腺の数もジャンジャン減っていき、暑いと分かっていても身体は、スムーズに体温調節をすることができなくなってしまう。

まとめると、エアコンをよく使う環境下にいると、汗腺機能が徐々に衰退していき、身体の体温調節機能が上手く働かなくなるので、人は、暑さに弱くなってしまうことになるのだ。

結果、エアコンの冷房をガンガン強くすることに繋がり、体温を上げるために必要なエネルギーがより一層、必要となる悪循環に陥ってしまうので、エアコンの使い過ぎには注意した方が良い!

夏バテの症状は身体が鉛のように重い!

夏バテの症状は、人によって色々な症状を見せることもあるが、以下の症状のとおりだ。

【夏バテの症状】
  • 頭痛やめまいや立ち眩み。
  • 身体がいつもより熱っぽい。
  • 思考力が下がっていると感じる。
  • 下痢や便秘を繰り返している。
  • ボーとしている。(無気力な状態。)
  • イライラする。
  • 食欲が湧かない。(食欲不振。)
  • 身体がだるい。
  • 全身に疲労感を感じる。

といった夏バテの症状が現れる。

少しでも「夏バテかな?」と感じたら、いち早く夏バテを解消するための対策をした方が良いだろう。

夏バテを解消する方法

夏バテを解消する方法は、色々とある。

基本的なことは以下の3つのとおり。

【夏バテを解消する方法】
  1. 睡眠をしっかりとる。
  2. 食材から栄養を補給する。
  3. 半身浴をする。

基本、この3つを実践してみると良い。

詳しくは以下のとおりだ。

睡眠をしっかりとる

夏の暑い夜は、熱帯夜が続き、暑さにより熟睡できない場合が多い。

しっかり寝たつもりでも翌朝、目覚めると疲労が残っていたりする。

そこで、毎日の暑い熱帯夜を乗り越えるには、やはり「エアコン」を使うしかない!

先ほどエアコンの人体に与えるリスクについて「これでもかー」と悪く説明したけれど、上手く扱えば、これほど頼もしく暑さをしのげる機器もないので、以下のとおりエアコンの使い方を確認して設定してみよう。

【エアコンの使い方】
  • 温度は28度に設定する。
  • 熟睡できる時間帯にエアコンが自動で切れるようタイマーを設定する。
  • 就寝前に1~2時間ほどエアコンをつけて部屋を冷やしてからエアコンを切る。

などしてエアコンをタイマーでコントロールすることができれば、使い過ぎずに暑さによる寝苦しさを避けることができるので、やってみよう。

食材から栄養を補給する

夏バテに効くのは、「栄養ある食べ物」をしっかりと食べることだ。

夏バテ時には、汗により体内から水分やビタミン、ミネラルの多くの栄養素が失われている。

だから、栄養のある食べ物をしっかり食べて補給しなければならない。

特に、「ビタミンB1やB2」が多く含まれている食材や「クエン酸」が含まれている食材は、夏バテの解消に最適な食材であり、以下の食材をしっかりと食べるようにしよう!

【ビタミンB1とB2が含まれる食材】
  • 豚肉やレバー。
  • 枝豆や豆腐や納豆。(大豆製品。)
  • 玄米。
  • ウナギやイワシ。
  • ゆず。

などの食材に加えて、アリシンが多く含まれるネギやニンニクやニラ、玉ねぎの食材を合わせて食べれば、「ビタミンB1」の吸収を良くしてくれる。

【クエン酸が含まれる食材】
  • グレープフルーツ。
  • レモン。
  • 梅干し。
  • 酢。
  • ゆず。

などのクエン酸が多く含む酸っぱい食材は、食欲や疲労回復にも効果があり、夏バテにも効く。

また、以下の「夏野菜」と呼ばれる身体を冷やす働きがある食材を合わせて食べるのも尚良しだ。

【夏野菜の食材】
  • トマトやナス。
  • シソやスイカ。
  • 枝豆やキュウリ。

もしも、夏バテでどうしても食べられない場合は、そうめんや冷やし中華の中に「夏野菜」を入れて食べ、少しづつ体力を戻していくのが良い。

あとは、「水分補給」と「塩分」をしっかりと摂取しよう。

半身浴をする

夏バテの時には、熱いお風呂にゆっくり浸かって身体を温めるのが効く!

お風呂のお湯を半分くらいにして入り、疲れた心身を癒す。

特に、自律神経系の交感神経と副交感神経を正常な働きにする効果があるので、半身浴でリラックスすれば、夜、よく眠れるようになるので、やってみるといい。

身体のエネルギーを回復させよう!

夏バテは、身体のエネルギーが不足している状態だ。

だから、「最近、身体や頭が重いな」や「無理しすぎたかな?」と感じたら、休息や栄養をしっかりと取って、夏の暑さに負けないよう日々を過ごしていこう!

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