押入れの中で発生する湿気の原因を知ってカビ対策をしよう!


梅雨の時期がやってきて、家の中のあちこちで湿気でジメジメしていないだろうか?

中でも押入れの中は、閉めきっている状態なので、常に湿気で充満している。

そのまま放っておけば、カビが生えたり、虫が沸いたりと中に入れている服や布団などにまで影響を受けてしまう。

そこで、押入れの中で充満している湿気の原因や湿気とカビの対策について紹介する。


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押入れの中は湿気でムワムワ!

押入れの中には、色々な服やモノ、布団などを隙間なく入れているだろう。

けれど、こういった隙間を作らずにあれもこれもと押入れの中をいっぱいいっぱいな状態にしていると大変なことになり、押入れの中が湿気だらけになってしまう。

もちろん、湿気の原因には、色々とあるが以下の原因でも湿気でムワムワとなる。

【押入れの湿気の原因】
  • お風呂の湯気。
  • 洗濯物を部屋の中で干す。
  • 室内と押入れの中の温度差。(結露。)
  • 湿った状態の布団や服を入れる。
  • 水道管の破裂。
  • 雨漏り。
  • 地下水の上昇。

特に、この中でもよくやってしまいがちなのが、湿った状態にある布団や服などをそのまま押入れの中に入れてしまうことだ。

これらをすると、押入れの中で水分が蒸発して、あっという間に湿気で充満するようになる。

また、押入れの中は、もともと湿度が高くなりやすい傾向にある。

それが、以下の2つだ。

【湿度が高くなりやすい原因】
  • 水分が多い。
  • 温度が低い。

この2つの原因により、押入れの中の湿度が大きく変わることになる。

ここでちょっとした温度と湿度の関係の話になってしまうのだが、冷えた飲み物を飲んでいると、いつのまにか飲んでいるカップや空き缶などに大量の水分がついてることがないだろうか?

これは、冷えた飲み物の温度と外の暑い温度の差によるもので、結露となり、水滴がたくさんつくようになる。

つまり、押入れの中もこれと同じ原理が働き、押入れの中の温度と部屋の中の温度差で、湿気の源である水分が集まりやすい状態となるわけだ。

この結露の集まりが蒸発し、湿気となり、最後は、ホコリとくっつくことでカビとなるので、しっかりと対策していこう。

押入れの湿気対策!

押入れの湿気は、そのまま放置すれば、カビになってしまうので、カビを発生させないためには、湿気の段階から対策をしなくてはいけない。

そこで、以下の方法で押入れの湿気を解消していこう。

【押入れの湿気を解消する方法】
  • 押入れを開けっ放しにする。
  • 新聞紙を使う。
  • すのこを入れる。
  • 木炭を入れる。
  • 除湿器や除湿剤を使う。

などの方法を使ってフルに湿気を解消していくので、詳しくみていこう。

押入れを開けっ放しにする!

押入れの湿気の解消で一番、効果があるのは、押入れの中の空気を循環させることだ。

具体的な手段は、以下の方法だ。

【押入れの空気を循環させる方法】
  • 部屋の窓を開ける。
  • 扇風機やサーキュレーターやエアコンを活用する。

基本的には、押入れの中の湿気を追い出すことが目的なので、押入れは開けっ放しにして、扇風機以外にも換気扇もあるなら、それらを駆使する。

出来たら、天気の良い日に2~3時間、強制換気がをすれば、押入れの中の湿気は追い出すことができるので、やってみるといい。

あとは、押入れの中を開けっ放しにできるなら、できるだけ開けっ放しにしておいた方が良いだろう。

そうすれば、押入れの中の空気が常に循環されるので、湿気が溜まりにくくなるからだ。

もし、押入れの中を開けっ放しにできないなら、次の方法をやってみるといい。

新聞紙を入れてすのこも入れる!

押入れの中を開けっ放しにできないなら、新聞紙やすのこを入れるやり方が、一番の方法だ。

なぜなら、新聞紙とすのこを入れることで、押入れの中に隙間を作ることができるからだ。

この隙間を作る目的は、押入れの中の空気の循環を促し、押入れの中の湿気が溜まりにくい環境を作ることにある。

具体的なやり方は、以下のとおり。

【新聞紙とすのこを使う方法】
  • 新聞紙を敷いてすのこを置く。
  • 新聞紙を丸めてすのこに挟む形で置く。

このどちらかをやってみるといいだろう。

特に、新聞紙には、湿気を吸い取ってくれたり、印刷しているインクの文字には、虫の嫌いな臭いが出ているので、防虫効果がある。

ただし、衣類や布団の上に新聞紙を置いてしまうと、インクが移ってしまう可能性があるので、注意するようにしよう。

あとは、新聞紙を衣替えなどの季節ごとに定期的に取り換えておこう。

木炭を置く

木炭には、無数の小さい穴があり、湿気の吸引や脱臭効果もある。

けれど、そのまま置くと、真っ黒になるので、竹かごに新聞紙を敷いて入れる必要もある。

もしも、定期的に木炭を手入れするやる気があるなら、半永久的に使える木炭を除湿剤の代わりに使い、置き場所は、除湿剤の置き方と同じなので、一度、使ってみると良いだろう。

除湿剤や除湿器をおこう!

新聞紙やすのこを置く他にも、除湿剤や除湿器を置く方法もある。

除湿剤は、押入れの中に入れれば、「塩化カルシウム」という成分が湿気をどんどん吸い取り、除湿剤の中に水が溜まっていることが分かるくらい効果があるので、押入れの中に入れておくと良い。

【除湿剤の置き場所】
  • 押入れの中の角や隅に2個置く。

ここに除湿剤を置けば、湿気を効率よく吸引することができるし、湿気は、角や隅に集まりやすい傾向にあるので、オススメだ!

あとは、忘れずに除湿剤を「3ヶ月に一回(※期限は商品による。)」、交換すれば問題はない。

もしも、湿気が多すぎて、除湿剤だけでは、足りないのなら、除湿器を置くしかなくなる。

けれど、除湿器を置かなければならないほど湿気が溜まることは、「建物の構造上の問題」や「破損している部分」があるかもしれないので、一度、以下の項目に当てはまっていないか考えてみるといい。

【建物の問題】
  • お風呂が近くにある。
  • 外壁と面している。
  • 雨漏りしている。
  • 水のシミがある。
  • 水道管などが破裂している。

など水道管の破裂や雨漏りは、リフォーム会社に連絡して修理すれば、特に問題はないが、お風呂が近いとか外壁に面しているとなると、湿気の問題を解決することが、途端に難しくなる。

そうなると、最悪、日常的に押入れの中を開けっ放しにするか、リフォームして建物の構造を変えるしかなくなる。

押入れの中の掃除方法

押入れの中を喚起するためには、押入れの中に入っているものを色々と取り出し、ホコリやカビなどがあれば、取り除かなければいけない。

そうしなければ、押入れの中を喚起するときに、ホコリやカビが舞い上がることになる。

だから、以下の方法の手順で掃除をやっていこう。

【押入れの中の掃除手順】
  1. マスクやメガネを装着する。
  2. 部屋にビニールシートなどを敷く。(押入れの物を置くため。)
  3. 取り出したら、掃除機や雑巾で拭いていく。
  4. 掃除が終われば、2~3日押入れの中を空っぽにして乾かす。(この間に要るものと要らない物を分ける。)
  5. 物の整理ができたら、ビニールシートに置いたものを外に出して干す。
  6. 窓を開けて部屋の掃除もする。(押入れの中のホコリやカビ菌が飛んでいるため。)
  7. 押入れの中を乾かし終えたら、新聞紙やすのこや除湿剤などを入れ、最後に物を入れる。

この手順で掃除をしていくと、スムーズに終わる。

あとは、押入れの中の壁や天井などにカビがあれば、以下の方法で取り除こう。

カビを取り除く方法

消毒用アルコールや逆性石鹸(ベンザルコニウム塩化物液)やキッチンハイターを水で薄めてから、スプレーボトルに入れ、カビに吹きかけ、乾燥させる。

こうすれば、カビを撲滅することができる。

カビは、アレルギーの元であり、アトピーや喘息を引き起こす可能性があるので、見つけたら、必ず除菌し乾燥させるようにしよう。

また、カビは、「湿気・空気・栄養」の3つの条件がそろうと発生するので、湿気を飛ばすためにも必ず喚起をすることも忘れないように。

服やスーツにカビがついていたら・・・

服やスーツにカビがついていたら、クリーニングに出してみるのが良いだろう。

必ず、カビを落としてくれるとは限らないが、一度、クリーニングに出してみたら、キレイになって戻ってきたことがあるので、やってみるといい。

あとは、もう着ないのであれば、この際に思い切って服を捨ててみるのも悪くないだろう。

梅雨の時期は湿気に注意!

梅雨の時期は、湿気が多くなるにつれてカビやら虫やらわんさか湧いてくる。

特に、この時期の押入れの中は、湿気だらけになっているので、定期的に押し入れの中の喚起をしておこう!

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