成人式の歴史や成人の日までにやっておくべきことについて知ろう!


1月の第2月曜日に行われる行事で、成人の日という祝日がある。

この成人の日とは、二十歳になった男女が式典へ出るために、スーツや振袖、袴(はかま)などの正装を着用して、これからの人生においての教訓や教示を式典で受ける日だ。

そんな成人の日に式典へ行くためには、色々と準備をしなければならない。

そこで、成人式の歴史や成人の日までにやっておくべきことについて紹介しよう!


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成人式の歴史は浅い!

さて、成人式へ行くために成人の日までに色々な準備をしなければいけないところだが、そもそも、成人式についてどれくらいのことを知っているだろうか?

もしも、何も知らないのであれば、先に成人式や成人の日の歴史の流れについて以下のとおりあるので、まずはサクッと一度、確認してみよう。

【成人式や成人の日の歴史的な流れ】
1946年
  • 埼玉県北足立郡蕨町(現在の蕨市)で実施された「青年祭」が起源。
1948年
  • 蕨市の青年祭の影響を受けて国が、祝日法の公布・施行。
1949年
  • 祝日法の公布・施行により、1月15日を成人の日として制定。
1998年
  • 祝日法の改正。(通称:ハッピーマンデー法。)
2000年
  • 祝日法の改正により成人の日は、1月15日から「1月の第2月曜日」となる。

といった歴史的な流れから、成人式や成人の日は、終戦直後に生まれた行事で、日本の歴史的な行事からすれば、まだまだ浅い行事の一つなのだ。

また、この成人式や成人の日が生まれた目的には、以下のとおりの理由がある。

【成人式が生まれた目的】
  • 第2次世界大戦の敗戦により、虚脱状態であった日本の次の世代を担う青年たちに明るい希望を持たせて、励ますため。

といった目的により、当時の埼玉県蕨町の青年団長の高橋庄次郎が主唱者となって、青年祭を企画したというのだ。

そして、会場となった蕨第一国民学校(現在の蕨市立蕨北小学校)の校庭にテントを張って、青年祭が行われていたという。

また、その影響のためか、この青年祭は、全国に広まっていき、いつしか、今のような成人式となっていったというのだ。

ちなみに、祝日法の制定において制定された成人の日においても、以下の目的だったとも言われる。

【成人の日が生まれた目的】
  • 「大人になったことを自覚し、自ら生きぬこうと挑む青年を祝い励ます。」

といった目的から成人式と同様な理由だったのだ。

つまり、こうした時代背景から成人式の目的には、「これからの人生をどのように過ごしどう生き抜くべきなのか?」について、式典を通じて、青年たちにエールを送る行事としての働きがあったというわけだ。

もちろん、その本質は、現在も何ら変わることはなく、今までどおり行事として行われ続けている。

けれど、成人式を受ける今の青年達の立場からすると、その目的は、以下のような目的となってしまったようなのだ。

【青年達が成人式に行く目的】
  • 同級生や友人に会うため。
  • 着物などを着て写真を撮るため。
  • 親孝行をするため。

といった目的にすり替わっていて、主な目的は、「思い出作りのため」や「親孝行をするため」に成人式へ参加しているというのだ。

だが、このような目的になるのも時代背景上ごく自然に当たり前のことではないかと考える。

なぜなら、日本の戦後からの復興を果たすという目的を当の昔に達成することができたからだ。

そのため、今の成人式が半分お遊び近くなるのも致し方ないのである。

なので、これらを踏まえて、今は、今の成人式を通じて、「これからの人生を自分はどう生きていたいのか?」と一人一人考える時代に既に入っているからとも言えるのだ。

・・・とは言え、そんな堅苦しく考えてもすぐに答えなんか出ることはないので、今の青年達にとっては、久しぶりに会う旧友や学生時代に過ごした学友と集まって、成人式後に同窓会で熱く語り合ったり、時には、ワイワイと騒ぎ、自身のこれからの人生に思いをはせて生きていくのであろう。

これが、今の青年達が成人の日に成人式へ行く目的なのである。

成人の日までにやっておくべきこと!

成人式に行くためには、成人の日までにまずは、以下のことを先に検討をしなければならない。(女性限定!)

【成人の日までに検討すること】
  • 振袖の購入orレンタルの検討。
  • 美容院の予約や髪型をどうするかの検討。
  • 前撮りをするかどうかの検討。

中でも、「振袖の購入orレンタルの検討」は、金銭的な負担が大きいこともあるため、慎重に検討をしなければならない。

もしも、振袖を検討する場合は、次の項目を読んで後悔しないようにして欲しいところだ。

振袖のイメージや予算を決める!

まずは、振袖を購入もしくはレンタルの検討をする前に、そもそもどの振袖が似合うかについてイメージしていなければいけない。

そこで、どの振袖が似合うのかについて以下のとおり方法があるので、入念にイメージを固めておこう。

【振袖のイメージを決める方法】
  • 「美しいキモノ」や「きものSalon」などの雑誌類を見る。
  • デパートや百貨店などで呉服部のカタログや実物を見に行く。

といった方法で、自分自身に似合っている振袖を探していくのだ。

この時、以下のポイントをチェックしつつ探してみるのもいい。

【振袖を探す時のポイント】
  • 振袖の色柄や雰囲気。
  • 帯結びの種類。
  • 振袖の質感。

といったポイントで振袖を探していく。

あとは、振袖を購入するにせよレンタルするにせよどの程度、予算として許容できるかが焦点となる。

ちなみに、振袖は、レンタルをするにしても最低、約10~30万円ほどするので、振袖を探す時は、予算の方も合わせて確認するようにしておくといいだろう。

振袖をレンタルする場合!

振袖をレンタルする場合は、購入に比べて色々と確認しておかなければならないことがたくさんある。

なので、まずは、以下の確認事項についてサクッと見ておこう。

【振袖をレンタルする場合の確認事項】
  • 前撮りができるかどうか。
  • 当日のヘアメイクや着付けの場所や時間帯。
  • 気に入った振袖をレンタルできるかどうか。
  • サイズ調整ができるか。

といったことを確認しつつ、最低でもレンタル振袖店を3件ほど見て回ってから、じっくりと検討した方がいいだろう。

その他にも、レンタル振袖店が提示するプランや値段を比較しながら、気に入った振袖を当日の時に着用できるかについても入念な確認もやっておこう。

あとは、「レンタル店から振袖をどのタイミングで借りるべきか?」についてだが、以下のレンタル店の振袖の時期的な推移をみておくといい。

【レンタル店の振袖の時期的な推移】
11月
  • 前撮りが多い期間。
  • レンタル店に少しだけ振袖が残っている。
  • 前撮りの後も成人式が終わるまで基本的に貸しっぱなし。
12月
  • 成人式に向けて、レンタルが決まっている振袖の準備に入る。
1月
  • 振袖は店頭に少数しかない。
2月
  • レンタルから戻ってきた振袖の手入れにかかる。
3月
  • 振袖の種類が豊富になる。
  • 翌年の成人式に向けて、振袖のレンタル成約がピークになる。(1回目。)
5月
  • 翌年の成人式に向けて、振袖のレンタル成約がピークになる。(2回目。)

といったレンタル店の振袖の時期的な推移となっている。

つまり、翌年に成人式を迎える場合、遅くてもその年の5月(ゴールデンウイーク)までには、レンタル店で振袖の予約をしていなければいけないのだ。

もしも、予約できなければ、以下のようなことになってしまう。

【5月までに予約しないと起こる出来事】
  • 5月以降の月から借りることができる良い振袖の数が徐々に減り始める。
  • 最悪、地味な振袖しか残らないという可能性がある。

なので、そうならないためにもレンタル店で振袖の予約をするのなら、早めにすることをオススメしたいところだ。

成人式にはやっぱり行きたくない!

さて、そんな成人式を迎えるために色々な検討をしてきたけれども、「成人式には、やっぱり行きたくない!」という場合もあるはず。

そんな時は、どのような言い訳すればいいかを悩みに悩んで考えてしまいがちだ・・・。

そこで、以下のとおり言い訳集を用意してみたので、フルに活用してみるといい。

【成人式に行きたくない言い訳集】
  • 仕事があるから。
  • 知人や旧友が出席しないから。
  • お金がないからやお金がかかり過ぎるから。
  • めんどくさいから。
  • つまらないから。
  • 行く意味がないから。
  • 学生時代に最悪な思い出があるから。
  • 別に成人式に出なくても今後の人生において何の影響もしないから。
  • 地元に帰るのが難しいから。(県外に住んでいる場合。)

中でも、世間的にみて良い言い訳としては、「仕事があるから」や「知人や旧友が出席しないから」と言えば、大抵の人は、納得してくれる。

けれど、これらの言い訳を言っても、中には、納得してくれない人も少なからず存在はするので、そういったウザイ人の対応は、軽く話を聞き流してしまうといい。

けれど、あまり雑に対応すると嫌われる可能性もあるので、ほどほどにするようにしておこう。

ちなみに、次回の成人式の予定日は、「2018年1月8日(月)」なので、それまでに成人式に行くかどうかをしっかりと決めておこう!

成人式の日を楽しみに待ちながら準備をやっておこう!

成人式は、20歳になれば誰でも参加できる一生に一度の全体参加行事なので、少しでも参加したい気持ちがあるのなら、しっかりと準備をしながら、その日が来るのを楽しみに待っておこう!

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