花粉症の症状を軽減する効果的な治療対策のまとめ！

「今、花粉症で苦しいから何か対策したいんだけどどうすればいい？」

「そうだね、今回は、花粉症に共通する対策や症状別の対策をしてみてはどうだろう？」

「いいね、でもどうやればいいの？」と分からないあなたに花粉症の対策をまとめるよ。

花粉症の症状別対策

花粉症の症状を症状別にまとめているので、一つ一つ確認してみよう。

目のかゆみ対策

花粉症による目のかゆみは、基本的には目や目の周囲をなるべく触らないようにしたい。

なぜなら、まぶたの周りの皮膚はとても薄く、外からの刺激を受けると簡単に腫れてしまうし、目をこすり過ぎれば、目の周囲の皮膚がただれたりするからだ。

なので、あくまでも症状を軽減する目的で対策をしよう。

【目のかゆみ対策】 保冷剤や冷えたタオル、凍らせたタオルを目に当てる。 点眼薬や目薬をさす。 アイボンで目を洗う。 目の周囲にワセリンを塗る。

目のかゆみは、目の周りを冷やすだけでもかなり目のかゆみを抑えることができる。

・・・があくまでも一時的に症状を和らげるにすぎないので注意しよう。

鼻水の対策

花粉症による鼻水は、「鼻水を止める薬」を飲むことが一番。

鼻水の症状によっては、息ができないくらいイライラしたり、集中力がなくなったり、眠れなくなったりするので、さっさと鼻水を止める薬を飲んだ方が得策だ。

鼻水の症状は、悪化させると蓄膿症(ちくのうしょう)や後鼻漏(こうびろう)の原因にもなるので早めに対策をしたい。

他にも鼻水を良くする対策があるので確認しておこう。

【鼻水対策】 お風呂に入る。 鼻炎薬や漢方薬を飲む。

特に、鼻水は、湿気が高いお風呂などの空間にいれば、鼻水の症状を和らげることができるので、部屋の湿度もできるだけ高くしておきたい。

せきやのどの痛み対策

花粉症からくるせきやのどの痛みも基本的に「せき止めの薬」を飲んで抑えるのが一番。

せきやのどの痛みは、花粉症からくる鼻づまりや鼻水が原因で、鼻水がのどに流れ続けることでのどを傷めたり、鼻呼吸ができずにやってしまう口呼吸をし続けるだけでも簡単に痛めてしまう。

【せきやのどの痛み対策】 うがい薬を使いうがいをする。 せき止めシロップやせき止め薬を飲む。

これ以外の対策なら「のどあめ」をなめるのも効果的なので試してみよう。

花粉症の共通でやるべき対策

花粉症になったら人によっては症状も変わるだろう。

でも、花粉症の症状に関係なく共通して対策するべきことはある。

花粉症の症状を少しでも軽くするためにもできているか確認してみよう。

外出対策

外出をすれば、花粉があちらこちらで飛散していて、あなたに襲いかかってくる。

だから、最低限、花粉症の装備を身につけてから外に出たいところ。

【外出中の対策】 マスクの中に濡らしたガーゼを入れてマスクをする。 花粉用メガネを装着する。 花粉のつきにくい服を着る。 髪に花粉がつかないように帽子をかぶる。

花粉を体内の中に入れないためにも「外出対策」はしっかりやっておこう。

家の中の対策

家の中にも、花粉はいる。

家に帰ってきたときや窓を不意に開けてしまったときなどあらゆる場面で花粉は、「家に入るチャンス！」を伺っている。

だから、家の中に花粉を持ち込ませないためにも、家に帰ってきたら髪や服を最低限、はたいてから入ろう。

もちろん、家の中でも花粉の対策をしておこう。

【家の中の対策】 窓をなるべく開けない。 加湿器で部屋の湿度を高める。 空気清浄機を使う。 洗濯物は外で干さない。

これ以外でも家の中に花粉を入れない対策もあるが、一つ一つできることを実行することの方が大切だ。

体質改善の対策

体質改善では、アレルギーに負けない強い身体を作ることで症状を和らげていく。

もし、アレルギーに強い身体を作ることができれば、免疫力が向上し、花粉アレルギーに対する抵抗力も向上するので、結果的に、花粉症の症状を良くすることに繋がる。

だから、体質改善に必要な行動をできているのか一つずつ確認してみよう。

【体質改善】 適度な運動をする。 規則正しい生活を送る。 花粉に効く栄養のある物を食べる。 家の掃除をこまめにする。 腸内環境を整える。

特に、腸内環境では、花粉症に効くとされるビフィズス菌や乳酸菌が豊富な「ヨーグルト」を食後に食べるのが良いだろう。

腸内環境を改善することができれば、免疫力のアップに繋がるので、花粉症の症状を徐々に良くしていくことができる。

もちろん、「規則正しい生活」や「栄養のバランスがとれた食生活」もしっかり実践することも大切だ。

そして、花粉症に負けることのない体質を作っていくには、1日やっただけでは、決して効果が現れないので、毎日必ず継続するようにしよう。

その他の対策

花粉症による残る対策としてあるのが病院を利用して治療をしていく方法だ。

その対策を一つずつ確認していこう。

舌下治療

舌下(ぜっか)治療は、アレルギー原因である液体の薬を舌の下に垂らすことでアレルギーを身体に徐々に慣らしていく方法。

その中でよく使われる液体の薬が「シダトレン」だ。

シダトレンは、主にスギ花粉アレルギーを治すことで期待されている薬。

それで、そのシダトレンの効果が現れても、早い人で3ヶ月、遅い人でも約2～3年かかると言われているので、「かなり地道な治療法」だと言える。

もちろん副作用もある。

人によっては、「じんましん」や「アナフィラキシーショック」であるアレルギーの反応が起こる可能性もあるので、十分理解した上で受けるのが良いだろう。

レーザー治療

レーザー治療は、鼻の粘膜(ねんまく)をレーザーで照射することで、鼻の粘膜で起こるアレルギー反応を鈍くする効果がある方法だ。

レーザー治療の効果は、永久的に効果があるわけではなく、鼻の粘膜の再生により、「約1年～2年の効果しかない」と言われているので、繰り返し治療しなければ効果が薄い。

けれど、花粉症の症状で既に薬を服用しすぎていたり、症状が辛すぎて仕事や勉強がはかどらないという人にとって、レーザー治療を受けることは、決して悪くない選択肢の一つだろう。

もちろん、レーザー治療にも「メリット」や「デメリット」が存在するのでぜひ確認しておこう。

【メリット】 花粉症の症状を軽減。 花粉症の対策にかかる金額を減らせる。 治療費が約1万円で済む。

【デメリット】 効果があっても約1年～2年しかない。 治療後は、カサブタで鼻づまりがよりひどくなる。（一時的） 治療中、鼻毛を抜いたような痛みと焦げ臭い匂いがある。（一時的）

レーザー治療の「メリット」や「デメリット」を踏まえた上で、もしも受けるのなら、花粉症が流行る前の月にぜひ受けておこう。

花粉症の症状に適した対策を！

花粉症の症状は、「本当に辛い！」と思う。

けれど、自身に見合った花粉症の症状を地道に対策することができれば、今の症状を和らげることにもなるので、今からでも少しずつ対策していこう。