シロアリ駆除を自分でするための知識と2つの方法について知ろう!


「シロアリを自分で駆除したい!・・でも・・・。」とウジ虫のようにウジウジといま現在も悩んでいませんか?

「えっ!?なぜ、分かったんだ!」と驚いたそこのあなたには、大変恐縮ではございますが、キツイ言葉を先に申し上げなければいけないことがあります。

それは、「シロアリを自分で駆除するなら、相当なヤル気と覚悟とちょっとばかりのお金が必要ですよ!」と・・・。

また、そんな悩みを解消するためのこれまたキツイ答えを申し上げれば、「自分で駆除するなら、正しい知識と方法を自ら率先し吸収していくやる気がなければそもそも駆除できないですよ!」と・・・。

けれど、「ウジウジと悩みに悩んだけど、やっぱりシロアリを自分で駆除したいんだー!」と止められない熱き想いがあるのなら・・・もう止めはしません・・・。

では、さっそくそのシロアリ駆除を自分でするための知識と2つの方法について紹介していきましょう!







シロアリを駆除するためにはまず調査が必要!

まず、本格的にシロアリの駆除をするためには、最初に住宅の柱や床下などにシロアリや巣が存在するかどうかを確かめなければいけません。

その理由は、シロアリやその巣が存在するかどうかで駆除の対応方法が変わってしまうからです。

なので、以下の箇所を中心にシロアリの調査を始めていこう。

【床下に潜り調査する箇所】
  • 浴室や脱衣場。
  • トイレ。
  • 台所。
  • 玄関。

といった水回りの箇所を中心に調査していき、調査する時のポイントは、次の項目で確認してみるといいだろう。

シロアリを調査する時のポイントは4つ!

まず、シロアリの調査するときのポイントは、以下のとおり4つある。

【調査時のポイント】
  • 水漏れや水の染み込み痕の箇所はないか?
  • コンクリートが崩れている箇所はないか?
  • 壁のすき間やヒビが入った箇所から虫が出てこないか?
  • 蟻道はないか?

また、シロアリの調査時には、上記の赤い2つのポイントは、特に抑えておきたいので、次の項目で詳しく説明していこう。

水漏れや水の染み込み痕はシロアリが好む最高の環境条件!

水漏れや水の染み込み痕は、シロアリにとってみれば、高級住宅のような環境で、さらに最高級の食事が用意されている、まさにユートピアのような箇所です。

そして、そんなシロアリが好む環境条件をまとめると以下のとおりだ。

【シロアリが好む環境条件】
  • 高温多湿。
  • 腐った木材がある。

そのため、水漏れや水の染み込み痕の箇所は、調査の時に発見したら、すぐに以下の方法で確認してみるといい。

【水漏れや水の染み込み痕の確認方法】
  • 人差し指で押したり、突いたりする。

この時にあまり強く押し過ぎると、その箇所が破損する場合があるので、注意しよう。

これが、調査時で気をつけたい1つ目のポイント

最後に、2つ目のポイントは、次の項目で確認してみよう。

蟻道があればシロアリの巣がある可能性は高い!

調査の段階で出来れば、もう一つ注意して見ておきたいのが、「蟻道はないか?」ということだ。

蟻道とは、乾燥の弱いシロアリが、木材や水などの食料を獲得するための安心して通ることができる専用トンネルのことで、主に住宅の基礎周辺の水回りで造られることが多い。

そのため、この蟻道があるかどうかで、シロアリの巣の存在有無が分かるので、必ず、調査時にチェックしておきたい項目なわけです。

なので、もしも、調査時に蟻道を発見した場合は、以下の方法で確認してみるといい。

【蟻道を発見した場合の基本的な確認方法】
  • 蟻道がどこまで続いているのかを確認する。

この確認方法で、シロアリの巣の場所を特定していき、もしも、蟻道が、辺鄙(へんぴ)な箇所に作られている場合は、以下の方法で確認する。

【蟻道の状況別確認方法】
  • ドライバーで軽く叩いて、木部の強度を確認をする。(木部に蟻道がついている場合。)
  • 蟻道の場所周辺に穴を掘って追跡する。(基礎周辺に蟻道がある場合。)
  • 蟻道を壊してシロアリの姿が現すの待つ。(蟻道を壊せそうな場合。)

といった状況に応じて確認すれば、蟻道の状態や木部の被害状況も同時に分かるので、シロアリの巣を探す大きなヒントになる。

ちなみに、床下の箇所以外で調査する場合は、以下の箇所も合わせてやっておくいい。

【基礎周辺外回りの箇所】
  • エアコンの配管付近。
  • 換気口付近。
  • 配管。
  • 建物の壁。

これらの箇所を調査する場合は、「壁の内側にシロアリが侵入するような箇所はないか?」という意識で調べることが大切になるので、忘れないように覚えておこう。

シロアリを駆除する方法は2種類!

さて、ここまで住宅の柱や床下を調査して、「シロアリやシロアリの巣がありそうだな。」と判明したら、シロアリとその巣を殲滅(せんめつ)するための計画を立てなければいけない。

けれど、シロアリとその巣の殲滅計画を立てる前に、どうやって駆除すればいいかについて知らなければ、そもそも、計画自体立てようがないはず!

なので、まずは、以下のシロアリを駆除する2種類の方法についてサクッと確認してみるといい。

【シロアリを駆除する2種類の方法】
  • 薬剤工法。
  • ベイト工法。

この2つの方法を上手く使って、シロアリを駆除していくことになるので、まずは、薬剤工法について次の項目で確認してみよう。

薬剤工法はシロアリの侵入を防ぐ防除剤!

シロアリを駆除する方法の1つ目に薬剤工法という方法がある。

ここで、薬剤工法について軽く説明すると・・・。

薬剤工法とは、シロアリが嫌いな薬の成分を床下に散布して、床下に使われている木部に染み込ませることで、シロアリの侵入を防ぐ工法のことだ。

また、この薬剤工法には、以下のとおり用途に応じて違いがある。

【薬剤工法の用途に応じた違い】
用途内容
土壌用
  • 粒上の粒剤や水性のある薬剤。
木部用
  • 油性のある薬剤。

これらの薬剤を用途に応じ使い分けることで、シロアリを効率的に駆除することができるわけだ。

そして、これらの薬剤と似た商品が、以下のとおりあるので、試しに使ってみるといい。

【薬剤工法と似た商品例】
  • シロアリスーパー。
  • シロアリスーパー21。
  • シロアリスモークマン。

そんな薬剤工法には、以下のような効果がある。

【薬剤工法の商品の効果】
  • 即効性がある。
  • 予防効果がある。
  • 既に床下や柱などの木部に侵入しているシロアリを駆除できる。
  • 新たなシロアリの侵入を防ぐ。

といった効果があるが、薬剤工法にもその反面、以下の問題点がある。

【薬剤工法の問題点】
  • 5年ごとに薬剤散布する必要がある。
  • 巣の中にいるシロアリは駆除できない。
  • 匂いがある。
  • 薬剤代や手間がかかる。

などの薬剤工法にはいくつかの問題点がある。

中でも、巣の中にいるシロアリを駆除できないのが最大の問題で、巣を含めてシロアリを駆除するために薬剤工法だけでは、根本的に解決することができないのだ。

なので、この問題を解決するための手法が、次の項目にあるので、じっくりと確認してみるといいだろう。

巣の中にいるシロアリはベイト工法でやっつけろ!

巣の中にいるシロアリをやっつけるためには、ベイト工法という手法を使わなければ、上手く駆除することはできない。

ベイト工法とは、シロアリの活動箇所(蟻道など)や被害箇所にシロアリを脱皮できなくする毒エサを仕掛け、その毒エサを食べた働きアリが巣に帰ることで、巣の中にいる子供のシロアリの成長を阻害して時間をかけて駆除を狙う工法のことだ。

具体的な例を挙げれば、以下の似たような事例がある。

【シロアリのベイト工法と似たような事例】
ベイト工法内容
ブラックキャップ【ゴキブリの場合】
  1. 毒エサ(ブラックキャップ)を食べたゴキブリが巣に帰る。
  2. 毒エサを食べたゴキブリが、フンをしたり、毒が回って死ぬ。
  3. 巣にいる仲間のゴキブリが死んだゴキブリやフンを食べる。
  4. 毒が回り巣の中にいるゴキブリが全滅する。
アリの巣コロリ【アリの場合】
  1. 毒エサ(アリの巣コロリ)を働きアリが巣に持ち帰る。
  2. 巣に持ち帰った毒エサを巣の中にいる仲間のアリが食べる。
  3. 毒が回り巣の中にいるアリが全滅する。

つまり、これらのベイト工法の似た事例から言えることは、シロアリのベイト工法は、シロアリの生態や習性を利用した駆除方法であることが言えるわけだ。

そして、このゴキブリやアリの駆除と似たような方法で手軽にやれる、以下の商品があるので、一度、試しに使ってみるといい。

【ベイト工法で使える商品例】
  • シロアリハンター。

こうした商品を使って、巣の中にいるシロアリの駆除をしていく。

そして、そんなベイト工法の効果をまとめると、以下のとおり。

【ベイト工法の効果】
  • 匂いがない。
  • 薬剤散布がなく安全性が高い。
  • 巣の中にいるシロアリの駆除。

といった効果があるが、ベイト工法にもその反面、以下の問題点がある。

【ベイト工法の問題点】
  • 即効性がなく、駆除するのに時間がかかる。(約1ヶ月~3ヶ月前後。)
  • 設置場所が悪いと効果がない。
  • 巣ごと駆除できているかの確認ができない。(巣が1つとは限らないため。)
  • 駆除はできても予防効果はない。
  • 新たなシロアリを呼び寄せてしまう場合がある。
  • エサの交換や補充の必要がある。

などのいくつかの問題点がある。

そのため、ベイト工法を使う場合は、その特性をよく理解してから使う必要があり、使う際には、以下の点に注意しておくといい。

【ベイト工法を使う際の注意点】
  • シロアリの発生の有無を継続的に調査する。
  • 食害の状況によりエサの設置数を調整する。

といった定期的な確認と点検が必要になるので、設置したエサをそのまま放置することがないように注意しよう。

シロアリの駆除は専門業者に任せるのが楽!

さて、ここまでシロアリの駆除の方法についてあれやこれやと解説してきたわけですけど、もしも、シロアリを本気で駆除する気があるのなら、以下の点について全て自分で行わなければいけません。

【シロアリを自分で駆除する場合】
  • シロアリについての専門的知識の獲得。
  • シロアリ有無の調査や木部の状態。
  • シロアリを駆除するための道具や薬品の入手。
  • 木部の交換や修繕や補強などの検討。
  • どの工法でシロアリを駆除するべきかの検討。

など全て自身の力でやらなければ、シロアリの駆除を成功させることはできない。

つまり、ここまで読んで、「シロアリの駆除をやっぱり自分でできる気がしないわ~」という人は、自分での駆除を諦めて、さっさと専門業者に丸ごと駆除を任せてしまった方が良いことが分かるはずです。

なので、シロアリ駆除に自信がない人は、次の項目で専門業者へ依頼してみるといいだろう。

依頼する時は調査見積りを無料でしてくれる専門業者を選ぶ!

シロアリの駆除を依頼する時は、当然のことながら調査見積りを無料でしてくれる専門業者を選ぶのが基本だ。

そして、この基本的な考えを元に専門業者を複数社選び、調査や見積もりをしてもらう際には、最低限、以下の点について確認しておこう。

【調査見積り時に最低限確認するべきこと】
  • どのような駆除対策を行うのか?
  • どれくらいの費用がかかり何にかかるのか?
  • 使用する薬剤は何か?
  • 保証は何年してくれるのか?(通常は5年間。)

などこれらの点を確認して、どの専門業者に任せるべきかの比較検討を行う。

最終的には、分かりやすい条件や金額で提示されている専門業者へシロアリ駆除の依頼をするのが、基本的な流れだ。

また、依頼するなら安心できる専門業者にしたいところだが、この場合は、以下のサイトの会員名簿から各都道府県の登録業者があるので、そこから連絡をしてみるといい。

【参考サイト】

けれど、「シロアリの駆除にわざわざ比較検討する時間なんてない!」という人も中にはいるはずなので、その場合は、手っ取り早く以下の有名な駆除業者があるので、すぐに確認してみるといい。

【有名なシロアリ駆除業者】

といった有名なシロアリ駆除業者は、「アフターフォロー」や「保証」も充実しているので、ぜひ依頼してみるといいだろう。

シロアリを発見したらすみやかに駆除しよう!

柱や床下に使われている木材をムシャムシャと食べてしまうシロアリは、住宅にとっては害虫なので、もしも、発見した場合は、素早く駆除するためにいち早く行動に移そう!

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