まぶたにできる霰粒腫の原因と症状を知って早く治療しよう!


ものもらいには、「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」や「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」などの症状がある。

中でも「霰粒腫」は、まぶたにコリコリしたしこりのようなものができるうえ、悪化すると切開手術しなければいけなくなる。

そこで、今回は「霰粒腫」の特徴や原因などについて紹介する。







霰粒腫はまぶたにできる!

霰粒腫の症状は、まぶたの中にできるコリコリとした硬いしこりで指で触ると動く腫れのことで痛みがないのが特徴だ。

この状態が続くと、まぶたの中にあるしこりがだんだんと大きくなり、しこりをとるために切開したり、注射を使って治療しなければいけなくなる。

そのため、まぶたのしこりが大きくならないように十分に気をつけないといけない。

また、細菌感染ではないので、人にうつしてしまう心配がないのも特徴。

だが、細菌が入ってしまうと、炎症を伴うので、麦粒腫と同様な症状となる場合もあるので注意しよう。

霰粒腫の原因はアイメイク!?

霰粒腫になる原因は、マイボーム腺というまつ毛の生え際にある涙の成分となる脂分を作る開口部分があり、この開口部が詰まることで炎症が起こる。

開口部が詰まる主な原因は、目の周りを化粧などのアイメイクを使ったり、まつ毛のエクステを使ったりするとなりやすくなる。

これ以外でも不規則な生活を続けていたり、寝不足やストレスがたまっていたり、目をよくこすっていたりするとできやすくなるので、日々の生活習慣の積み重ねを甘く見るといざという時に痛い目にあってしまう。

霰粒腫にならないためにすること4つ

霰粒腫は、一度なるととても面倒です。

面倒にならないためには、普段の生活の中でできる予防をしておくと良いだろう。

それが、以下の予防法です!

【霰粒腫にならないための予防】
  • 不規則な生活を避ける。(寝不足やストレス。)
  • 汚れた手でまぶたをこすらない。(まぶたを清潔にする。)
  • 暴飲暴食を避ける。
  • 肉体的な疲労や精神的な疲労をためない。

もしも、上記の方法で予防しても霰粒腫になってしまったのなら、蒸しタオルを使ってまぶたの周辺を温めるといい。

霰粒腫の治療は、基本的に放置による自然破裂か自然治癒によるしこりが小さくなるのを待つという選択肢がある。

だが、どうしても気になるなら、すぐに眼科に行き、点眼液や軟膏、内服薬を服用して、しこりを小さくしていく方法もあるのでやってみよう。

霰粒腫が悪化すると・・・。

霰粒腫が悪化すると注射をしたり手術をしたりしないといけなくなるが、症状によって治療方法も変わる。

中でも霰粒腫には、2つの治療パターンがある。

まず一つ目が、しこりの中に細菌が入った場合、急性霰粒腫(瞼が赤く腫れ痛みがある)と言われ、麦粒腫と同じような治療していくことになり、「抗生物質」で炎症を抑える方法。

もう一つが、しこりの腫れがそのまま大きくなり、ステロイド薬入りの注射を腫瘤(しゅりゅう)に注射したり、まぶたの裏から瞼板腺(けんばんせん)を切り開いて、しこりにたまっている中身を手術で取り除く方法もある。

いずれも悪化した場合は、眼科で治療しないと治らないので、「霰粒腫になっているかな?」と気づいたら、すぐに治療をスタートした方が良いだろう。

霰粒腫は誰にでもできる!

霰粒腫は、老若男女問わずどの年齢でも起こりやすく再発しやすい病気です。

放っておいてもしこりの膿が潰れて治る場合もあるが、ずっとしこりが残る場合もあり、霰粒腫と長く付き合う可能性もあるので、気づいたらいち早く眼科に行こう!

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