冬の本格的な寒さが身に染みるこの季節。
この寒さから手足や身体が冷え切って冷え性のような状態になっていないだろうか?
もし、そのような状態になっているなら、この時期に対策しておかなければ、風邪やインフルエンザウィルスなどの病気にかかりやすくなってしまう。
そこで、冷え性になる原因やその対策について色々と紹介しよう!
目次
冷え性は血流悪化が最大の原因!
冷え性の原因には、いくつかの原因が考えられるが、まず、一つだけはっきりと言えることがある。
それは、「人の体内の中で流れる血流が悪くなっている」ということだ。
具体的な症状を挙げると、以下のとおり。
- 血がドロドロしている。
- 血液の循環が末端の血管にまでスムーズに流れない。
といった症状から、「冷え性」が始まる。
そして、この原因にある血流悪化にも、一つだけ問題があって、先にこれを言っておかなければならない。
それは、血流悪化の原因は、様々な要因で起こり、「その原因を特定するのが難しい!」ということだ。
なので、これらを踏まえた上で、血流悪化の原因をスムーズに特定するためにも、以下の原因に心当たりがないか、サクッと確認していこう。
【血流悪化の原因】
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といった複数の原因に当てはまるほど、血流の流れが悪くなり、冷え性になる確率が、「グ~ン」と高まってしまうのだ。
なので、次の項目で血流が悪化する原因について詳しく説明していくので、じっくりと読んでみるといい。
運動不足による筋肉量の低下!
まず、全身に血液をスムーズに流すための器官が何かを知っているだろうか?
それは、「筋肉」だ。
筋肉には、実に様々な役割があり、例えば、人が、「立つ、歩く、走る」といった基本動作や全身に流れる血液をスムーズに隅々まで流す役割があったりと陰ながらその役割を果たしている器官なのだが、筋肉量が低下すると、以下の症状が起こるようになる。
【筋肉量の低下で起こること】
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といった影響から冷え性になる場合があるのだ。
なので、もしも、この原因を一日でも早く解消したいなら、身体の筋肉をつけるために軽めの運動から始めて、少しずつ筋肉量を増やしていくのがいいだろう。
ただし、時間がかかるので、焦らずじっくりと取り組んでいこう。
身体を冷やす食材や飲み物の取り過ぎ!
食材や飲み物には、身体を冷やすものがあり、取り過ぎると冷え性になる場合がある。
そのため、以下の身体を冷やす食材や飲み物を取り過ぎていないか確認してみるといい。
麺類 |
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果物 |
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野菜類 |
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調味料 |
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飲み物 |
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その他 |
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といった身体を冷やす食材や飲み物がある。
特に冷たい飲み物の取り過ぎは、胃腸を冷やす原因にもなる。
また、冷え性以外にも以下の症状を引き起こすこともあるので、合わせて見ておこう。
【冷たい飲み物の取り過ぎで起こる症状】
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といった症状があるので、冷えた食材や飲み物の取り過ぎには、気をつけよう。
加齢による基礎代謝の低下!
基礎代謝の低下も冷え性になる原因の一つとして考えられる。
基礎代謝とは、人や生き物が生命を維持するために自動的に使われているエネルギーやカロリーのことだ。
この基礎代謝の特性は、年齢が上がるとともに必要とするカロリーやエネルギーが増えるのだが、二十歳を過ぎると徐々に必要な基礎代謝が減り始める。
つまり、必要なカロリーやエネルギーが減ることで、熱を生産する力が弱まり、冷え性になりやすくなるのだ。
詳しい流れのまとめは、以下のとおり。
【基礎代謝低下で起こる冷え性までの流れ】
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といった流れから、基礎代謝の低下を防ぐなら、運動して筋肉をつけたり、温かい食材や飲み物を摂取して対処してみるのがいいだろう。
寒い場所に居ることが多い!
寒い場所に居続けることも身体にとっては、「決して良いこと!」とは言えない。
それは、寒さによって身体にある体温調節機能に負荷がかかり、その影響で手足の先を温めなくなるからだ。
体温調節機能とは、簡単に言えば、人の体温を適度に保つために行われる機能のこと。
また、「どういう時に機能するのか?」というと以下のとおり。
夏の暑い時期 |
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冬の寒い時期 |
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こうしたことを身体の中で自動的に調整していて、冬の寒い時期は、その影響で手足の先が冷えてしまうのだ。
そのため、寒さによって体温調節機能の負荷がかかり過ぎないように、暖かい服を着こんだり、手袋をつけて防寒対策したりと身体が冷えないように対処しておこう。
ストレスの溜めすぎによる自律神経の乱れ!
ストレスの溜めすぎは、「自律神経にとってあまり良い影響を与えない!」ということを先に言っておく。
まず、人の身体には、自律神経(血流や内臓機能を調節する)という交感神経や副交感神経があり、以下の二つの働きをする神経系がある。
交感神経の働き |
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副交感神経の働き |
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といった働きを交互に切り替えることで、人の体温は、絶妙に保たれている。
ちなみに仕事や勉学の時には、緊張した状態でテキパキとこなせたり、その逆に食事や熟睡時にはリラックスして日々の生活を過ごせるのは、このおかげでもある。
だが、日々の生活の中で大きなストレスを受けたり、溜めすぎると、自律神経が乱れてこの切り替えが上手くいかなくなり、やがて、以下の症状も起こるようになる。
【自律神経の乱れで起こる症状】
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といった症状が起こるので、この自律神経の乱れによる影響を甘くみてはいけない。
なので、自律神経の乱れの原因であるストレスを取り除くために、以下のことをやってみるといい。
【ストレス解消方法】
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といった方法で自律神経の働きを高めて、リラックスできる時間を増やしていくのだ。
あとは、規則正しい生活習慣を送ることができれば、この原因は自然に取り除くことができるので、じっくりと取り組んでみるといいだろう。
お腹が張って便秘状態になっている!
もしも、今、お腹が張って便秘状態が続いているなら、血流が悪くなっているのもそうだが、腸内の中は、「かなりヤバイ状態にあるな!」と先に言っておこう。
その理由は、腸内の中にある食べた食材の残りカスが、体温によって腐敗し、腐敗ガスや腐敗毒を発生させ、同時に腸内圧を高めてしまうからだ。
この状態が、「どうヤバイのか?」というと以下のとおり症状があるので、確認してみるといい。
【腸内圧の高まりで起こる症状】
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といったヤバイ症状が起こるのだ。
また、腸内圧を高めた腐敗ガスや腐敗毒には、上記以外の症状にも以下の症状を引き起こす可能性がある。
【腐敗ガスや腐敗毒で起こる症状】
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といったこれらの症状が起こる。
また、腐敗毒には、血液を汚しドロドロにし、血流の流れを悪くさせる働きもあり、これが、冷え性になる可能性を高めてしまうのだ。
なので、これらの原因を取り除くためには、腸内の中で留まり続ける食べた食材の残りカスを定期的に排便し、腸内をスッキリさせる必要がある。
もちろん、腸内をスッキリさせることができれば、キレイな血液になり、血流の流れも元通り良くなるので、結果的に冷え性の改善に繋がる場合があるのだ。
あとは、便秘状態が続かないように適度な運動とストレッチをして、腸内を常に刺激し、血流の流れが悪くならないように対処しておくといいだろう。
隠れた病気の可能性もある!
ここまで冷え性の原因の可能性についていくつか挙げてきたが、それでも冷え性が解消しないなら、隠れた病気の影響で冷え性になっている場合もある。
もしも、隠れた病気の影響で冷え性になっているなら、さすがに原因を特定するのは、かなり困難だ。
そこで、以下の隠れた病気の名前があるので、症状に心当たりがないか、一度、確認してみるといい。
【隠れた病気の名前】
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といった血管や血流に何らかの病気の可能性があるので、すぐに病院に行って検査や診断をしてもらった方がいい。
もちろん、隠れた病気以外の他に下着や服の締め付けがきついものを着用していたり、暖かい服装を着ていなかったりしても「冷え性かな~」と感じる場合もあるので、一つずつ原因を潰しながら、冷え性の正体に迫ってみるといいだろう。
冷え性は万病の元!
さて、ここまで冷え性の原因について色々と説明してきたが、「原因によっては誰でも簡単に冷え性なってしまうな~」ということを少しは理解することができたはずだ。
なので、理解することができたら、さっそく冷え性の原因を解消するために今から対策してみてはどうだろう?