いぼ痔の原因と症状を知り一日でも早く自分で治療する方法!


トイレで「う~んう~ん」と便器の上でうなり気張っていたら、肛門あたりからぷくとした豆(血豆)ができていた。

「おや?」と思い調べてみたら「いぼ痔」になっていた!

そこで、いぼ痔の原因や症状、治療などについて紹介します。


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いぼ痔の原因はたくさんある!

いぼ痔になる原因には、色々とある。

主な原因の一番は、便器の上で気張りすぎることで、ぷくとした血豆のような出来物ができることだろう。

だが、これだけでいぼ痔になるわけではなく、以下の項目も原因とされている。

【いぼ痔の原因】
  • 便秘や下痢の繰り返し。
  • 心身の血行不良。
  • 不規則な生活や偏った食生活。
  • 肛門周辺の衛生状態。

といった肛門にできる血豆のような出来物には、いくつかの原因が積み重なってできているようなので、それを一つ一つ確認してみよう。

便秘や下痢による影響

いぼ痔の原因の中で最も大きな問題は、便秘や下痢を繰り返すことで、肛門に大きな負担をかけることだろう。

特に、便秘になると排便するときに肛門に過度な負担がかかるうえ、長時間、便器に座っていると肛門の静脈に血が集まるようになる。

すると、肛門周辺で鬱血することにより、肛門に血豆のような赤い腫れができる。

このときに、便秘や下痢により排便で肛門に傷口が出来てしまうと、切れ痔やいぼ痔に細菌が入ったりすると症状が重くなってしまう。

もちろん、便秘や下痢だけでいぼ痔になるとは限らず、複数の要因も見逃してはいけない。

心身の血行不良

心身の血行不良には、身体の冷えや同じ姿勢で作業をし続けていたり、イスの上に座り続けるといったもの。

この血行不良による血管収縮が肛門の周辺にある静脈にも大きな影響を与えてしまう。

慢性的な血行不良という条件が加わるだけでも、色々な病気を引き起こすことに繋がるので決して侮ってはいけない。

不規則な生活や偏った食生活

不規則な生活には、寝不足からくる見えないストレスもいぼ痔に影響を与えてしまう。

ストレスは、人の自律神経系に多大な影響を与えており、腸も自律神経系の影響を受けている。

自律神経系には、交感神経と副交感神経があり、緊張したり、リラックスしたりといった色々な作用を人にもたらしてくれている。

この自律神経系には、血流の流れが良くなったり、悪くなったりする作用もあるが、ストレスの影響を強く受けると血流がとたんに悪くなる。

このことから、腸の最後の出口にある肛門も自律神経系による影響を受けるので、「強いストレス」受けると血流が悪くなってしまうので、なかなか侮れないことが分かるだろう。

また、偏った食生活も結局のところは、腸に関係しているといえる。

肉だけを食べるといった欧米食中心で食物繊維をとらない食生活は、「便秘」や「下痢」を繰り返す要因になるし、辛い食べ物や刺激物のある食べ物も肛門に強い刺激を受けるため、いぼ痔になる確率をさらに高めてしまうわけだ。

肛門の衛生状態

肛門の周辺には、排便をしたことにより、色々な細菌が付着している。

この典型的な原因が、排便をした後にふくトイレットペーパーで肛門の周辺をしっかりときれいに拭き取れないことにある。

拭き取れずに残った便には、細菌があり、その細菌が肛門の周辺で増殖していく。

もしも、ストレスにより免疫力が低下していれば、細菌と戦うための抗体が弱まっているので、それだけでもいぼ痔になる確率をより高めてしまうわけだ。

いぼ痔の症状も千差万別!

いぼ痔の症状も種類があるため、統一的な症状を述べることはとても難しい。

けれど、よくある症状の内訳としてあるのが、「内痔核」と「外痔核」だろう。

内痔核の症状

内痔核は、肛門の中にあるいぼ痔のことで、4つ病状で分類されている。

【内痔核の病状の分類】
  1. 内痔核Ⅰ度・・・肛門の中で痔核がふくらんでいるだけで、排便をしても肛門の外に出ないが、少しだけ出血する。
  2. 内痔核Ⅱ度・・・排便をすると肛門の外に痔核が出るようになり出血もあるが、排便の後は自然と肛門の中に戻る。
  3. 内痔核Ⅲ度・・・排便して外に出た痔核が自然に肛門の中に戻らず、指を使って押し込まないと戻らない状態。
  4. 内痔核Ⅳ度・・・痔核が肛門の外に出た状態が続き、指を使っても肛門の中に押し込むことができない状態。

こういった症状の種類があるため、治療方法も大きく変わってしまうのが内痔核の特徴ともいえる。

外痔核の症状

外痔核は、肛門の外にできる血豆のような出来物で、症状によっては、徐々に大きくなり、ズキズキした痛みがあるのが外痔核の特徴だ。

治療方法は、割とシンプルで塗り薬を塗っていれば治ることもあるが、症状がひどいと手術をしなくてはいけない場合もある。

いぼ痔の予防法と治療

いぼ痔における治療は、「内痔核」と「外痔核」ではあまり変わらないが、共通して言えることは、すぐに生活習慣を改善をした方が良いということ。

なぜなら、生活習慣の改善によって、いぼ痔の症状の改善スピードが明らかに変わってくるからだ。

ここで、以下の項目を一つずつ確認して生活習慣を見直してみてはどうだろう。

生活習慣の見直し

【便秘と下痢の改善】
  • 食生活の改善。(食物繊維が多い食事や野菜中心の食事に切り替え。)
  • 下剤を使用。(便秘を改善する。)
  • 適度な運動とストレッチ。(腸内を刺激する。)
  • ストレスの改善。
  • 身体の冷えを改善。(半身浴をする。)
  • 疲労の蓄積を避ける。(睡眠時間を確保。)

これらの項目に言えることは、腸内環境を改善する目的で行うことだ。

いぼ痔の改善には、どうしてもこれらの項目を実直に行わなければ、決して良くはならない。

食事の面では、野菜中心の食生活とヨーグルトを食べることで腸内環境の改善を目指すことでじわじわとやっていく。

時には、半断食をしていぼ痔にかかる負担を少なくするというのも一つの手だ。

あと、「いぼ痔を避ける習慣」も以下の項目にあるので、合わせてやってみよう。

【いぼ痔を避ける習慣】
  • 刺激物のあるものは避ける。(コーヒーや辛い食べ物。)
  • 長時間、同じ姿勢での作業を避ける。(座りながらの仕事や立ち仕事など。)
  • 座るときはそのまま座らない。(肛門に負担をかけない。)
  • トイレの時間を長くしない。

といった生活習慣をすぐに見直すことでいぼ痔の症状を緩和することができる。

1時間に一回でもいいからストレッチをしたり、座るときは、柔らかいクッションを挟むように座るようにすれば、いぼ痔になる確率をかなり抑えることができる。


いぼ痔がひどくなって手術をしたくないのなら、なおさら生活習慣を見直した方がいいだろう。

あと、特にオススメなのが半身浴で、いぼ痔にかなりの効果をもたらしてくれる。

それは、半身浴中に肛門の外に出ているいぼ痔を人差し指でゆっくりと優しくさするように、肛門の中に入れるようにし、鬱血している血液を刺激し循環させるようにという意識でやるととても良いのだ。

とはいっても一日で治るわけではなく、継続してやらないと意味がない。

最低でも「2週間」やり続けることができれば、その効果を体感することができる。

いぼ痔に効果のある薬

いぼ痔に効果のある薬は、たくさんある。

その中でも、いぼ痔に効果がある薬は、「ボラギノール」で間違いない。

何故、こんなことが言えるのかと言うと。

いぼ痔になり、肛門の外にまるで明太子かタラコ唇のように赤く腫れあがり、歩くのも嫌になるほどのズキズキした痛みが襲い、横になってもそれでもズキズキした痛みが続き、寝ていてもあまりの痛さで何日も途中で目が覚めてしまうほど睡眠で苦しんだ経験上。

治療期間の間、ずっと針でズキズキと刺されるような痛みとかゆみの地獄を「約2週間」味わったから言えることだ。

あと、「ボラギノール」には、いぼ痔や切れ痔の痛みや出血、はれ、かゆみを緩和する効能があるとはいえ、約14日間連続して塗り続けていたからこそじわじわと効果があったのかもしれない。

もし、肛門の外に赤く腫れあがったタラコ唇に塗り続けても何の効果もなかったのなら、恥ずかしい思いをしながら、諦めてしぶしぶと肛門科に受診していたことだけは間違いないだろう。

ボラギノールを塗るコツ

肛門の外にできた赤く腫れあがった腫れを塗るコツは、人差し指に塗り薬を乗せて、赤く腫れたできものを中心にゆっくりと優しく肛門周辺に塗り薬を塗るような感覚で塗り薬を広げていき、徐々に赤く腫れた出来物を肛門の中に押し込んでいくのコツだ。

このやり方で、鬱血した赤い腫れものを刺激し肛門周辺の血のめぐりを良くしていく。

特に、半身浴で心身がポカポカの状態でやるのがとても効果的なのでぜひやってみるべきだ。

トイレで排便した後にやること

いぼ痔の状態でトイレで排便した後は、必ず肛門の周辺を石けんなどでキレイに洗い、清潔にした方が治りも早くなる。

こうすることで、肛門周辺にある細菌を増殖させない環境を作ることができるので、この後に「ボラギノール」などの塗り薬を使って、肛門周辺に塗りたくり、いぼ痔を治す万全な体制を作るぐらいの気持ちを持たなければ、治すことはとても難しいと言える病気なのだ。

いぼ痔は突然、誰でもなる病気!

いぼ痔は、特に便秘や下痢を頻繁に繰り返えす習慣がある人が一番なりやすいと言える。

これに運動不足やストレッチの不足、不規則な生活、便意の我慢、偏った食生活が日常的に複数の要因が積み重なっているのなら、あっという間に「いぼ痔」になってしまううえ、再発しやすい病気だ。

だからこそ、この機会に自身の生活習慣のサイクルを今一度、見直してみてはどうだろうか。

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