冷え症の種類を知り対策グッズを使って効果的に冷えを和らげる方法!


身体の冷えを感じやすいこの季節。

手足の先が冷たくなっていたり、お腹が冷えていたり、はたまた足全体が冷え切っていたりと身体の様々な場所で冷えを感じてはいないだろうか?

もしも、身体の様々な場所で「そういえば、冷えてるな~」と感じているなら、先にまず、冷え症の種類を知っておく必要がある。

そこで、冷え症の種類や対策グッズを使って効果的に冷えを和らげる方法について紹介しよう!


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冷え症の種類は3つある!

まず、冷え症には、「四肢末端型」や「内臓型」や「下半身型」といった冷えの有名な三大症状があるので、それぞれの冷えの特徴についてさっそくみていこう。

内臓型冷え症の特徴!

内蔵型冷え症は、主に手足が温かく、お腹(内臓)が冷えるところに特徴があり、冷え症の中でも「冷え」を特に自覚しにくい症状と言われる。

そんな内臓型冷え症になる原因は、色々とあるが、以下の原因であることが多い。

【内臓型冷え性の原因】
  • 冷房の使い過ぎ。
  • ストレスの溜めすぎ。
  • 冷たい飲食物の取り過ぎ。
  • 不規則な生活。

中でも、ストレスの溜めすぎや不規則な生活は、自律神経の乱れに繋がり、その影響で内臓型冷え症になると考えられている。

ここで自律神経について少しだけ説明すると。

自律神経には、交感神経と副交感神経というものがあり、身体の体温調節や血管の収縮や拡張を自動で調整してくれる身体の中にある神経系のことだ。

通常、人の体温は、寒さを感じると自律神経のうちの一つの交感神経が、以下の働きをしてくれる。
  1. 手足の表面に流れる血管を細くする。
  2. 血液の流れを減らし、身体の熱を逃がさないようにする。
  3. 身体の重要な器官である内蔵に温かい血液を集める。

といった働きをして冷えから内臓を守っている代わりに手足の先が冷えるのだ。

だが、交感神経の働きが弱いと、以下の症状が起こるようになる。

  1. 寒くても手足の血管が開いた状態となるので、身体から熱が逃げやすくなる。
  2. 温かい血液を内臓に集めることができないので、身体の中心温度が下がる。

といったことが起こるので、手足が温かく、内臓が冷えた状態のままになるのだ。

また、身体を冷やす冷たい飲食物の取り過ぎは、内臓の冷えを招き、内臓型冷え症の原因にもなるので、もしも、詳しく知りたいのなら、以下の記事をみてみるといい。

【参考記事】

さて、ここまで内臓型冷え症の原因について何となく理解できたら、次は、以下の症状に「心当たりがないか?」確認してみよう。

【内臓型冷え性の症状】
  • やる気がでない。
  • 身体がだるい。
  • 朝、起きづらい。
  • 寝つきが悪い。
  • 風邪をひきやすい。
  • 体調がすぐれない。
  • お腹が冷たい。
  • お腹にガスが溜まっている感じがする。

これが、内臓型冷え症の典型的な症状だ。

また、これらの症状以外にも内臓の中にある腸や膀胱(ぼうこう)も冷えによって、以下の影響を受ける。

  • 腸内の中にいる細菌の動きや腸内活動が鈍る。
  • 膀胱の中で細菌が繁殖する。

もしも、内臓型冷え症と共にこれらの症状を放っておくと、以下の症状にまで発展する場合があるのだ。

【内臓型冷え症の悪化で起こる症状】
  • 免疫力の低下。
  • 思考力の低下。
  • 膀胱炎(ぼうこうえん)。
  • 機能性胃腸障害。
  • 便秘や下痢。

といった症状が起こるので、「内臓型冷え症かな?」と感じたら、冷えを取り除くための対策をすぐにでも始めた方がいいだろう。

四肢末端型冷え症の特徴!

四肢末端型冷え症は、手足の先が冷え切っている状態で、他にも以下の冷えがある症状だ。

【四肢末端型冷え症の症状】
  • 足が冷たくて痛い。
  • 手足の先の感覚がない。
  • 手が冷たくて洗濯物が干せない。
  • 手足の先が冷たくて眠れない。
  • 熱いお風呂に入れない。

といった症状があり、悪化すれば、足がむくんだり、霜焼け(しもやけ)になる場合がある。

そんな四肢末端型冷え症にも以下の原因があるので、サクッと確認してみよう。

【四肢末端型冷え症の原因】
  • 運動不足による筋肉量の低下。
  • ストレスの溜めすぎ。
  • 自律神経の乱れ。
  • 冷えた飲食物の取り過ぎ。
  • 血行不良。
  • 生活習慣の乱れ。

中でも、この四肢末端型冷え症も自律神経の乱れが原因で起こり、特に交感神経の働きが強すぎて起こるのだ。

そして、この交感神経の働きが強すぎると、以下の症状が起こるようになる。

  1. 手足の表面に流れる血管を細くする。
  2. 血液の流れを減らして、身体の熱を逃がさない状態が続く。
  3. 温かい場所にいても手足の先がいつまでたっても温まらない。

といった症状の流れで四肢末端型冷え症が起こる。

もちろん、これらの原因以外でも四肢末端型冷え症になる場合もあるので、詳しくは、「上記の参考記事」をみておくといい。

ちなみに心臓から一番遠い手足の先は、重要な器官や臓器に比べて冷えやすいので、参考程度に覚えておくといいだろう。

下半身型冷え症の特徴!

最後に、冷え症の三大症状の残りの一つ、下半身型冷え症の特徴について説明していこうと思う。

だが、下半身型冷え症の原因については、これまでの「内臓型冷え症」や「四肢末端型冷え症」とほとんど変わらないので、以下の下半身型冷え症の症状だけ確認しておくといい。

【下半身型冷え症の症状】
  • ふくらはぎが冷たい。
  • 太ももが冷たい。
  • 足先が冷たい。

といった足全体が冷えている状態にあるのが、下半身型冷え症の特徴だ。

もしも、悪化すると下半身太りに繋がる場合があるので、下半身に冷えを感じたら、こちらもすぐに対策を始めよう。

冷え症を和らげる対策グッズ!

さて、いよいよ冷え性を和らげるグッズについていくつか挙げていこうと思うが、その前に以下の基本的な冷え対策をしているか確認してみよう。

【基本的な冷え対策】
  • モコモコの靴下。
  • 五本指靴下。
  • 遠赤外線靴下。
  • レッグウォーマー。
  • 着圧ソックス。
  • ヒートテック系の肌着。
  • 腹巻。
  • 手袋 
  • タートルネック
  • マフラーやスカーフ。
  • 帽子。
  • ロングのダウンコート。

といった服装などを着込んで、身体から熱が出るのを防ぎ、手足や身体が冷えないようにしておくことはもちろんのこと。

中でも、就寝時に足に履く着圧ソックスは特にオススメで以下の効能がある。

【着圧ソックスの効能】
  • 血流の流れが良くなる。
  • 足の冷えやむくみの改善。
  • 足元を温める。

といった効能があるので、半身浴や足湯をした後に履けば、より効果を高めることができる。

もちろん、以下の冷えを和らげるグッズもあるので、合わせて使ってみるといい。

【冷えを和らげるグッズ】
  • カイロ。
  • 湯たんぽ。
  • コタツ。
  • 電気ストーブ。
  • 電気ブランケット。
  • 電気毛布。
  • USBスリッパ。
  • 身体を温める入浴剤。

といった冷えを和らげるグッズをフルに使いながら、冷え切ってしまった身体をじわりと温めていくといい。

中でも、湯たんぽは、就寝の約1時間前に布団の寝る足元に仕込んでおくと、布団がじんわりと温まり、冷えを和らげることができる優秀なグッズの一つですぐにでも使いたい道具。

だが、一つだけ注意点があって、湯たんぽを使う時は、低温やけどしないようにタオルやカバーを必ず巻いてから使うようにすることだ。

ちなみに、これらのグッズについては、冷えを一時的に和らげるだけなので、根本的に冷え症を治したいなら、以下の記事も合わせて読んでおくといいだろう。

【参考記事】

冷え性を治したいなら地道にやり続けるしかない!

結局のところ冷え症を本格的に治したいなら、冷えを和らげるグッズを使いながら、同時に体質改善に取り組んでいくしかないので、時間をかけて地道にやっていこう!

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