スズメバチと巣の駆除を効率よく行うための4つの方法!


スズメバチが、ちらほらと飛んでいる姿を見かけるようになるこの季節。

働き蜂が、エサを探していたり、巣が近くにあれば、偵察蜂がブ~ンと辺りを警戒し飛び続けていたりする。

そんなスズメバチに出会ってしまえば、思わぬ形で痛い目に遭ってしまう!

そこで、スズメバチと巣を駆除する方法についてまとめて紹介しよう。







スズメバチは春から飛び始める!

スズメバチは、越冬した女王蜂が、春に目覚めると、仲間を増やすために巣を作る活動を始める。

この春の時期にスズメバチが、一匹でフラフラと飛んでいる姿をよく見かけることが多いなら、以下の状況であることがほとんどなので、確認しよう。

【スズメバチをよく見かける時】
  1. エサを探している。
  2. 巣を作る場所を探している。
  3. 巣を作っている最中。

この中で最も厄介なのが、2と3の状況で、スズメバチの女王は、とにかく雨が降っても濡れずに安全そうな場所に小さな巣を作り、着々と仲間を増やす傾向にある。

そのため、この春の段階でしっかりとスズメバチの駆除をしっかりとやれば、秋に勢力を拡大するスズメバチの脅威に怯えなくてすむので、以下の駆除対策を順次みていこう。

【スズメバチの駆除対策リスト】
  • スズメバチを捕獲する甘いトラップ!
  • 蜂退治用スプレーを使い巣を作らせない!
  • スズメバチに巣を作られてしまったときの対処!

スズメバチを捕獲する甘いトラップ!

スズメバチの女王に巣を作らせないためには、甘い匂いが漂うトラップを作り、捕獲するのが一番だ。

そこで、以下のやり方でスズメバチを捕獲するトラップを作っていこう。

ペットボトルでスズメバチを捕獲する!

スズメバチを捕獲するには、ペットボトルを使って捕獲するのが楽なので、ペットボトルトラップを作るための材料を用意しよう。

【用意するもの】
  • 2ℓくらいの大きさのペットボトル。
  • カッターナイフ。
  • 料理酒と酢。
  • 砂糖。
  • グレープジュースやオレンジジュース。
  • 洗剤。
  • ひも。

といった道具を用意する。

続いて、ペットボトルトラップを作るための手順を説明すると以下のとおり。

【ペットボトルトラップの作り方】
  1. ペットボトルの胴部上側辺りに、*状のマークを作るようにカッターナイフで切っていく。(*は、それぞれ約2~3㎝ほどの切り幅。)
  2. ペットボトルに*のマークを切り終えたら、この*をペットボトルの内側に押し込む。

あとは、ペットボトルのキャップが締まっていないなら、しっかりと締める。

ペットボトルトラップは、この*のマークからスズメバチが入るので、作っている最中にケガをしないように気をつけて作ろう。

作り終えたら、ペットボトルの中に入れる内容物を作る必要があるので、以下のとおりやってみよう。

【ペットボトルの中に入れるもの】
入れるもの容量
料理酒100cc。
100cc。
砂糖おおさじ3杯。
グレープジュース少量。
オレンジジュース少量。
台所洗剤少量。

これらの物をよくかき混ぜて、ペットボトルの中に約4分の1ほど入れる。

すると、甘酸っぱい匂いに誘われ、スズメバチが、どんどんペットボトルの中に入り、溺れて沈んでいきます。

あとは、スズメバチが、ペットボトルの中に入っても、溺れなくなったら、交換する目安なので、定期的にペットボトルを交換するようにしておこう。

また、スズメバチを捕獲するためには、ペットボトルを置く場所が決まっているので、以下の場所に置くようにしよう。

【ペットボトルを置く場所】
  • スズメバチが通りそうな場所。
  • 高い場所。(2メートルほどの高さ。)
  • 日陰。
  • 木の枝に吊るす。(ひもを使う。)

といった場所にペットボトルを置く。

逆に、置いてはいけない場所もあるので、確認しておこう。

【置いてはいけない場所】
  • 低い場所。
  • 人がよく通る場所。

これらの場所に置くと、スズメバチと鉢合わせてしまい危険なので、ペットボトルを置くなら、注意して置くようにしよう。

ペットボトルトラップを使う問題点

ペットボトルトラップは、使用条件によって、以下の大きな問題点がいくつかある。

【ペットボトルトラップの問題点】
  • 遠くにいるスズメバチがやってくる。
  • 夏~秋に使うと永遠とスズメバチがやってくる。
  • 定期的に確認作業を必要とする。(週1回の確認。)
  • ペットボトルの中で何匹かは、生存している可能性がある。

といった問題でペットボトルを置くことで、逆効果になることもあり、ペットボトルトラップを使うのなら、細心の注意を払う必要がある。

できれば、春の期間(4月~6月)だけにしておくのが一番の使い方だろう。

もちろん、こんな限定的な使い方でも、将来的に女王蜂が作るであろう巣を減らすことができるのであれば、やってみる価値は十分とある。

蜂退治用スプレーを使い巣を作らせない!

スズメバチの巣を作らせないために、今は、色々な蜂専用のスプレーがある。

そこで、以下の蜂専用スプレーを使い、巣を作らせないようにスズメ蜂をけん制してみよう。

【蜂退治専用スプレー】
  • ハチの巣を作らせないハチアブスーパージェット。
  • ハチアブマグナムジェット。
  • ハチノック

といった蜂専用スプレーを使って、スズメバチや巣を作りそうな場所に吹きかけてみると良いだろう。

もちろん、蜂退治用スプレーを使う場合、スズメバチの反撃で刺されないように、しっかりと準備は万全にしておこう。

スズメバチに巣を作られてしまったときの対処!

スズメバチの駆除対策をやったにも関わらず、運悪く巣を作られてしまった場合、選択肢は、以下の2つの方法しかない。

  • 巣を駆除する。
  • そのまま放置する。

この選択肢のどちらかだ。

このうちまず、「巣を駆除する」という選択肢について説明していこう。

スズメバチの巣を自力で駆除する!

スズメバチの巣を自力で駆除できそうな場合、もしも実行するなら、しっかりと準備してから行うことが大切だ。

そのため、以下の準備をしっかりとやっておこう。

【用意するもの】
  • 防護服や雨合羽。
  • タオル。(頭と首に巻く。)
  • 長靴とゴム手袋。
  • 虫取り網。(飛んでいるスズメバチを捕獲。)
  • ノコギリ。(張り付いている巣を駆除する時。)
  • 帽子。
  • 蜂退治用スプレー。(あれば煙を出す機器。)
  • 木工用ボンド。(巣の出入り口を塞ぐ。)
  • ゴミ袋やポリ袋。(蜂の巣を入れる。)
  • 懐中電灯。(赤いセロハンテープを張る。)

といったスズメバチの巣を駆除するための道具をそろえる。

特に、刺されても問題がないように、地肌を見せることがないようにしっかりと体中を防護服などで完全防備で覆ってから作業をすることが大切だ。

そして、道具や準備もしっかりとできたら、「いざ、出陣!」と行きたいところだが、必ず、夜になるのを待ってから開始しよう!

夜になれば、働き蜂などが巣に戻ってくるので、巣の中にいるスズメバチと共に一網打尽にできる。

それでは、具体的な駆除手順について以下のとおり見ていこう。

【スズメバチの巣を駆除する手順】
  1. 懐中電灯をつけてゆっくりと静かに巣に近づき、スズメバチの巣の入口をボンドで塞ぐ。(できないなら3へ。)
  2. スズメバチの巣の側面に穴をあけて、蜂用退治スプレーを全部使うつもりで巣の中にいるスズメバチに吹きかけ続ける。
  3. スズメバチの巣の外から蜂用退治スプレーを全部使うつもりで巣や巣の中に吹きかけ続ける。(※どんどん偵察蜂が巣から出てくる。近づくのが無理なら、遠距離タイプ用の蜂退治スプレーを使い遠い場所からやる。)
  4. 巣の中にいるスズメバチがほぼ全滅したり、巣の中で音がしないと感じたら、すぐにポリ袋やゴミ袋にスズメバチの巣を入れて、しっかりとゴミ袋を結ぶ。
  5. 生き残りのスズメバチが辺り飛んでいる場合もあるので、蜂用退治スプレーをかけておく。

あとは、業者を呼んで、スズメバチの入ったポリ袋やゴミ袋を引きとってもらうといいだろう。

基本的には、小さな巣の場合に限り、冷静に自力で駆除できるなら、駆除するといい。

ただし、大きな巣の場合は、素直に役所か業者に駆除を任せた方が安全なので、興味本位で駆除をやらないほうが賢明だろう。

それでも、自力での駆除を行いたいなら、安全を第一にしっかりと準備をしてからやるようにしよう。

スズメバチの巣を放置する!

スズメバチは、1年限りの期限で、来年も再来年も巣の中で活動し続けることができないことを知っているだろうか?

もちろん、知っているなら構わないが、知らない人のために説明すると。

スズメバチは、冬になれば、巣の中にいる新女王蜂以外の全てのスズメバチ達は、冬の寒さに耐えきれずに、全滅する昆虫なのである。

そして、残された新女王のスズメバチは、越冬するために、育った巣を離れ、腐った木の中で冬眠するようになる。

つまり、冬になれば、スズメバチの巣の中は、文字通り、一匹もいない空っぽ状態になるわけだ。

そのため、スズメバチが、全滅する冬の季節を待ってから、巣を駆除するという手もある。

けれど、冬になるまでの間、巣を放置し続けることになるので、以下の出来事が起こることにもしっかりと認識してから放置しよう。

【放置すると起こる出来事】
  • スズメバチがあちこちで飛び回る。
  • 刺してくる確率が日に日に上がっていく。
  • 他人や近所の人が刺されるとかなり面倒な状況になる。
  • 外出する度に「刺されないか?」と気を使う。
  • 洗濯物を干すのがだんだんと嫌になる。

と考えただけでも、精神的にも日に日に悪くなる一方になり、放置するなら、これらを総合的によく考えてから決めたほうが良いだろう。

スズメバチと巣は秋の季節が最も危険!

秋の季節は、スズメバチの数と巣の大きさが、その年で最も脅威的な存在になっている。

そのため、スズメバチと巣を駆除するときは、慌てず冷静に対応できるようにしっかりと準備をやっておこう!

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする